「感染防止対策加算」は飴か?


下記のような記事が有りました
歯科ではなく、医科の点数加算ですが、どの医療機関も苦労している様子がうかがえます。
しかしこのように加算点数を付けないとできないものなのか疑問を感じさせられました。
医療関係者としては当り前(義務、良心、モラル?)と考えますが・・・
しかし当り前の事が当り前に出来ていない事によって院内感染等、色々な問題が起きるのかも知れません・・・
あめ(インセンティブ)とむちは子供によくやる手法ですが、如何なものでしょうか?
感染防止対策を徹底的にすれば膨大なコストとマンパワーが必要なことは確かです。
しかし必要性を全く感じないでそれをやらない人に飴をやって無理やりやらせるのと、黙々と何も言わずにやるべきことをやる子にごほうびとして飴をやるのでは大違いです。


政府がそのように考えてくれるかは別ですが、飴を期待してばかりでは=経済だけで動いていては=いい仕事ができないのは世の常です。


2013.7.1(月).読売新聞
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2010年9月にも日本医師会は「院内感染対策の徹底を呼び掛ける通知」を出していますが、その時はインセンティブ(点数加算)は有りませんでした。今回はしびれを切らしたようです。
しかし通知を出したり、加算点数を付けてもそれをやる、やらないは夫々の医療機関の考えであり、それを構成している一個人、個人でしかありませんが・・・
・・・

以前ラバーダムの点数が廃止された時には嘆いた歯科医師も少なからずいたと思いますが、日常その必要性を切実に体験している医療機関ではその時もぶれることなく黙々とラバーダムをかけていました、点数はなくとも。

 それとは逆にインセンティブ(点数)だけで動いているようでは医療は成り立たないと考えます。やって当り前の事で点数のない医療行為は多々あります。いちいちそれに点数を付けなければ動かないのであれば飴漬けになったムシ歯だらけの子供が出来るだろうし、飴がなければいうことを聞かない“計算高い“子供に育つのではないでしょうか。しかしご褒美だけもらってやったようなふりをする、それがもっともたちが悪いといえます・・・・・・・・・(どの世界、あらゆる業界でも)よくある話?・・・・・・・・・・・ 
(ラバーダム点数の廃止の理由は、当時のラバーダムの製品の出荷量と、点数の保険請求額との間に大幅な乖離が有ったかららしいとの関係者の見解です)

赤ひげでは最新かつ高度な医療は設備、コスト、マンパワー等の点からどうやっても提供出来ないことはたしかです。
しかし寝ころんで口を開けて飴を待っているようでは最低限の医療もおぼつかないだろうし、お布施がなければやる気にならんと言ってる人はお布施が入っても、こんなもんでやれるかと言うかもしれません、そのときは袈裟でも落としますか?








「奉仕を主とする事業は栄え、利得を主とす
る事業は衰える」

        (ヘンリー・フォード)

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”Cafe Otono” 袈裟を落とさない生き方、いまどき稀です。あらゆる業種でこのようなマイスターが絶滅危惧種となるような日本にはしたくないものです・・・