両隣の歯も含めて3本抜歯してインプラントと言われて来院された患者さんです。抜きたくないと強く希望されました.

左上1番の前歯です、歯根破折による大きな膿の影(根尖病変)があります.

CT
画像
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根管内インスペクションのために、前医のガッタパーチャ(ゴム製の根菅充填剤)を除去中に破折線を確認、外(唇
)側と内(口蓋)側2か所に根尖まで至るクラックを認めた。この後ScoopOut法による破折線の外壁までの拡大を行った.
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Multi-fiberpost法による根管内部接着、ファイバーポスト12本使用.
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ScoopOut法によって破折線の拡大と根管内部の感染部分を除去して、Multi-Fiberpost法による根管内部接着を行いました.頭から根尖までファイバーポストが大黒柱のように”通し”で何本も接着されて入っているのが分かります.ゴム製のガッタパーチャはふにゃふにゃで強度はまるでない事と周りの象牙質と土台のグラスファイバー製のファイバーポストの一体化モノブロック構造)が不可能なので一切使用していません.

1か月で炎症が改善傾向を示し影が薄くなっています.ScoopOut法による根管拡大では根管内の汚染物質をくりぬきし始めると治療初期でも根尖部の影が消失し始めます.
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術後6ヶ月です、病変は殆ど治癒傾向を示しています.外科処置は全く行っていません.
(八ヶ岳歯科では根管治療で外科処置まで必要なケースはごく稀です)

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CT画像 2年6ヶ月後  影も消えて自覚症状もありません
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 ”さて これでも貴方は3本抜歯してインプラントにしたいですか?”




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    To be continued ・・・・・・・・・・