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![]() 私とよく似通った発想と生き方だと思いました、沢山の人に読んでもらいたいと思っていましたが 残念ながら数年前に販売終了となっていました
加藤友朗医師(米国在住)は2008年に過去には不可能と思われていた腫瘍手術を世界で初めて行った。具体的には、という奇想天外のオペを成功させた日本人である。 すなわち 米国内、外でも実績もエビデンスも皆無の 手法を試みて成功させた。
日本では”海外(特に米国)のエビデンス(論文)”が無ければ医療ではない。人体実験だと嘯き、それをweb上で発言される歯科医師がいる。
その人たちに言わせると、加藤医師の行動は人体実験となるのだろうか?
医療において初めて行うことは全て結果が出る前に行うことであって、その手術方法そのもののエビデンスはなくても、それを行う以前に評価されている手法、術式、薬剤の組合せなり動物実験から得られた結果等の組み合わせで行われるのであって、道端に生えていた数種の草を通りすがりに採取し気まぐれに服薬したり、皮膚に塗ったりするわけではない。
人体実験と嘯く方達も厚労省の指定する適応症とは異なる目的に薬剤を使用したり、厚労省の指定した目的以外に医療用器具、日本の薬事を取得していない海外の機器、薬剤を使用したりすることは学会発表、論文、歯科雑誌等で頻繁に見受けられる。薬でも然りで、ある適応症で製薬された薬がたまたま他の病気に効果が発見されて、未承認を知りながら、患者を救済するためにその薬を自己責任で使用する医師もいる。その結果から適応症が厚労省によって拡大追加されること(*DR)も多い。
*ドラッグリポジショニング(DR):既存薬に新たな作用を見出し、別の疾患治療薬として開発する創薬戦略。開発中止リスクを軽減できるほか、開発期間を短縮し、費用も抑制できるとして、近年研究が盛んになっている)
薬事に認証されていない使い方、機器、薬剤はすべて違法、人体実験となれば医学の進歩は大きく後退するのではないか?
日本初の医療であれば海外のエビデンスが存在するはずがない。 「アメリカファースト、欧米ファースト」でそれに追随する限り、日本発の歯科医療を考えるべくもない。大戦後何もかも失った時代には”Made in USA”等の輸入品を「上等舶来」と呼んで有り難かったようだが・・・ 医療では成功率(この言葉もいろいろと問題があるが)100%は有り得ない。しかし歯科医療では国内のある分野の歯科医師の中には全ての症例で100%の成功率を豪語される方もあると聞き及ぶ。しかしそれには但し書きが必要ではなかろうか?「症例を選べば」と。
すなわちその歯科医師の守備範囲内で100%治せるであろう症例のみ選択して治療にあたれば(セーフティーマージンを十分に取れば)その歯科医師の成功率(?)は限りなく100%になるであろう. 世の中の、特に歯科界の論文は、”成功率”という言葉に取り憑かれているのではないだろうか? ”成功率を上げる目的で症例を選ぶ”という本末転倒も甚だしい臨床を行うこと=成功率至上主義を行う限り何が起こるであろうか? ある病気でそれに関連する学会、Dr.からガイダンス(指針)がでていることがある。例えば判定基準があってその表に当てはまらない症例はhopeless(助かる望みが無い=黒タッグ)とされる・・・しかしその分野の症例に長けているDrに委ねれば(成功率100%ではないが・・)助かるかもしれない患者も見捨てられる事になってもいいのだろうか?定規で直線を引くように・・・・
「一般的には抜歯」と唱えられている、保存不可能とされている歯科疾患の治療も,"NOから始めれば”全て抜歯となるであろう。そのように考えられている方々に抜死の淵にいる患者さんの為にぜひご一読をお勧めします。それ以外に私のサイトにおとずれる医療関係者はもとより、全ての患者さんにもお勧めします。人生の生き方を考えさせられること必至です。"「NO」からはじめない人生"のためにも・・・・
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